未成年の場合は、安全性についてのデータがありませんので、20歳になるまで服用を待ってもらわなければなりません。以外に思われるかもしれませんが、男性型脱毛症の悩みを抱えているのは、中年以降の男性ばかりではないのです。
遺伝的要因でも発症すると知った10代の青年が、将来を悲観して脱毛症外来を訪ねてくるケースもあります。なかには、母親が「うちの子、ゆくゆくは父親のように毛が抜けるんやないかと悩んでますねん」と、息子を伴って診察室にやってくることもあります。
実際に脱毛症外来を訪ねてくる方々は、未成年から70歳を過ぎた方までさまざまです。聞いた話では、96歳の患者さんがプロペシアでの治療を希望されて来院したとか。20歳以上であればいくら高齢でも服用に年齢制限はありませんが、あまり高齢になると効果は薄れてくるようです。
海外の臨床試験データでは、50歳を超えた方でもプロペシアの効果は実証されています。しかしながら、40歳から50歳までの方と、50歳から60歳までの方の臨床データを比べると、有効性が少し違います。やはり若い方々のほうが効き目は高いのです。理由は、50歳以上になると薄毛のグレードが進んでいるから。その意味では、なるべく早く飲み始めたほうがいいと言えます。